※この記事の結論は、徹底解説 オタマジャクシの餌は何が良いかという記事にしました。
オタマジャクシの餌候補の話の続きです。
②プレコフード
熱帯魚を飼育していた時、コケ対策としてオタマジャクシを導入してみた経験があります。
通常、熱帯魚のコケ対策には、オトシンクルスやプレコの力を借りることになりますが、発生したコケの量に対してオトシンクルスの数が少ないとコケ対策としては物足りない感じになります。一方で、沢山のオトシンクルスを飼うと一定のコケ対策効果は見られるのですが、効果が上がってコケの量が落ち着いた後のオトシンクルスを、コケでなく餌(プレコフード)で養っていかなければなりません。投入時のコケをきれいにしてくれて、かつその後は自然発生するコケだけで生きていけるような生体数、水槽内環境のバランスを取ることは結構難しいのです。コケをきれいにするためには、コケの発生量<エサ要求量となる数のオトシンクルスに入ってもらう必要がありますが、コケがなくなった後は、その数のオトシンクルスは養えない訳です。
そこで、一時的に大量投入出来るコケ取り部隊として、オタマジャクシを入れました。オタマジャクシなら、じきにカエルになるので、任務完了後もずっと水槽内で養う必要がないからです。
やってみると、オタマジャクシ側にとっては、水温が高め(通常熱帯魚水槽は24度位の設定でオタマジャクシの自然状態より高めです)、水槽内に水流がある(熱帯魚水槽は濾過のため常に全体的に水が巡っています。オタマジャクシは止水域にいることが多く、水流には強くないと感じます)などの課題がありました。また、熱帯魚水槽側にも、魚の種類的に共生は出来た(例えばエンゼルフィッシュだと、オタマジャクシが貼りつくのが怖いですし、逆にオタマジャクシをつつき回すような魚がいても困る)のですが、魚も戸惑った感じでしたし、フンの量が魚より多く、やや濾過に負担がかかるという課題がありました。
ただ、コケはそれなりに綺麗になったように覚えてます。いわゆる茶ゴケ・珪藻類を中心に食べ、オトシンクルスや人手で対応しにくいようなコケはあまり食べてくれませんでしたが・・・。
この時改めて感じたのは、やっぱりヒキガエルのオタマジャクシはコケなどを好み、草食性が強いのかなということです。コケを放ったらかして熱帯魚のエサに集中するということはなかったと思います。
そんな訳で、コケ食用のプレコフードがもう一つの候補として思い浮かびました。レプトミンもプレコフードも、大体同じところで売っていますので、買いに行ってから決めることにしました。
長くなりました。購入編へと続きます。
※この記事の結論は、徹底解説 オタマジャクシの餌は何が良いかという記事にしました。
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