オタマジャクシの餌を選ぶ 購入編

※この記事の結論は、徹底解説 オタマジャクシの餌は何が良いかという記事にしました。

(候補編の続きです) オタマジャクシの餌を買うべく、爬虫類・両生類用品が充実しているホームセンターに行ってみました。 専用品が並ぶ棚を真剣に眺めるのは、10数年ぶりです.

驚いたのは、餌のバリュエーションが昔に比べて豊富になっていること。 ツノガエル用とか、ウーパールーパー用とか、レオパ用ビタミン剤とか・・・ 普通の人にとっては一般的でないところまで専用化・細分化が進んでいました。 目移りしてしまいますね。

そんな中、見つけました最初の候補のレプトミン。 現在は、カメのサイズに応じた種類を展開しているのですね。 甲羅の長さ5センチ未満用、5センチ以上10センチ未満用、10センチ以上用とあって、ひとつひとつの餌自体の大きさそのものも、容器へのパーケージ量もサイズに応じたものとなっていました。

ただ、気になったのは「浮上性」と記載されていたこと。 確かに、クサガメなど水棲ガメは、浮いている餌めがけて首を伸ばして餌を食べますね。 ただ、オタマジャクシの餌としては、沈下性の方がいいと思います。

オタマジャクシは、餌の表面を歯で削りとるように餌を食べます。 餌が水面を漂っている状態だと、削ろうにも餌が動いてしまってやりにくいはず。 昔お世話になった餌だけにすこし残念な気がしましたが、この点においてレプトミンは対象外としました。

もう一つの候補、プレコフードも無事発見。複数のメーカーから同様の製品が出ていましたが、とりあえず、テトラプレコの1番小さなサイズを購入しました。

テトラプレコアルジー

私が買ったお店は、爬虫類両生類用品などの品揃えがかなり良いところでした。念頭にあった候補は候補として、改めて並んでいる色々な餌を眺めてみた上で、やはりプレコフードが良いと感じました。以下、いくつか感じたことを並べてみます。

1、熱帯魚用のフードなど、顆粒や薄いフレークのものは、餌を歯で削りとって食べることが多いおたまじゃくしには食べにくいのではないか。

2、同じく、浮上性の餌も食べにくいのではないか。

3、ウーパールーパー用など両生類用のものには、練り餌(水分を含む柔らかい餌)タイプがあった。丸ごとパクッと食べる成体用には優れているが、少しずつ削りとって食べるおたまじゃくし用としては、水中でふやけて水質悪化を招く可能性がある。

4、餌の原材料欄、成分欄を見ると、プレコフードの原材料には植物質が含まれ、蛋白の成分割合が低かった。蛋白の成分割合はプレコフードは約3割、ほかは4、5割のものが多かった。また、原材料欄は、一般的に量が多い順に記載するが、プレコフードは第1順位が穀類、以下植物性原材料が続いている。他の餌は第1順位がフィッシュミールなど動物性のものが多かった。

テトラプレコアルジーの原材料表記
テトラプレコアルジーの保証成分

植物性の餌を歯で削りとって食べるオタマジャクシには、やはり同様の食性をもつプレコのための餌が適していると感じました。 ちなみに、値段は私が購入したところでは615円で、レプトミンや他の餌に比べると価格帯は上でした。

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