水棲系爬虫類が生き生きと暮らす登別マリンパークニクス陸族館

登別マリンパークニクス陸族館は、温泉で有名な北海道登別にある爬虫類両生類展示施設。北海道では円山動物園爬虫類館に次ぐ規模を誇る、外せない施設ですのでご紹介します。

参考URL:登別マリンパークニクス

登別マリンパークニクス(水族館の建物)

登別マリンパークニクス陸族館への行き方、アクセス

登別マリンパークニクスは、札幌からJR室蘭本線の特急に乗って1時間ちょっと、登別駅から歩いて5分の場所にあります。登別駅は、登別温泉の最寄り駅でもあり、高速バス(札幌駅から室蘭行きで100分、新千歳空港から室蘭行きで60分)の便もあります。

登別マリンパークニクスそのものは、水族館をメインとした、季節開園する遊園地なども擁する複合テーマパーク。陸族館はその中にある爬虫類両生類の飼育・展示施設です。

入園すると、正面に大きなお城のような建物がドデーンと建っているのが見えますが、これは水族館。陸族館は、右手のショップが並ぶ建物の裏手の方にあります。

陸族館の建物

陸族館の建物は、造り付けの水槽が片側一列に並ぶ横長の造り。順路に沿って概ね①水ガメなど水場に棲む種類、②トカゲ、ヘビなど陸場に棲む種類、③リクガメ、という順番で展示が並んでいます。

登別マリンパークニクスの水棲系爬虫類、両生類の展示

建物に入って最初の水槽は、マタマタの大型個体一匹。「学研の図鑑 爬虫類・両生類」によれば、マタマタは甲長30~45センチとのことなので、割と大きな個体です。

マタマタの展示

①の水場のエリアは、トップバッターのマタマタを先頭に、

・ミナミインドハコスッポン
・ベルツノガエル
・グレーターサイレン
・ヒラタピパ
・メキシコサラマンダー
・ジーベンロックナガクビガメ
・オオアナコンダ
・ワニガメ
・カミツキガメ

がいて、3つのエリアの中でもかなり力を入れている感じがします。

この水場エリアで印象的だったのが、ジーベンロックナガクビガメ。広くてきれいな水のスペースに、4匹の個体が飼育されています。4匹とも元気で、休むことなく動き回ってくれるため、見ていて飽きません。

ジーベンロックナガクビガメの飼育スペース

4匹のうち2匹は、カップルの様子。小さい方の1匹が大きい方の1匹をずっと追いかけていて、顔を近づけたり体に触ったりと仲睦まじい雰囲気です。ジーベンロックナガクビガメは、オスがメスより小さい種類とのこと。オスがメスを追いかけているのでしょう。

ジーベンロックナガクビガメのカップル

水場エリア(陸族館全体)の目玉と思われるのが、世界最大級のヘビ・オオアナコンダ。

オオアナコンダの飼育スペース

キャプションには、「水場のヘビで目と鼻を水面から出して獲物を狙います」と書かれていて、生息地では通常水中で過ごしているようです。陸族館では、水場の面積を広くとったレイアウトで飼育されていましたので、ちょうど水中から顔を少し出して、体の大部分が水中にある状態を見ることができました。水が綺麗なので、水中の様子を含めた全体の姿がよく見えます。実際の生息地の水場はもっと濁っているでしょうから、この状態は見れないはず。

水中に潜むオオアナコンダ

水面にわずかに顔を出すオオアナコンダ

このほか、訪問時には産卵直後のヒラタピパ(別名コモリガエル)がいました。ヒラタピパは、産卵した卵を背中に乗せて(埋め込んで)子ガエルまで育てる習性をもつカエル。この時は、産卵直後の貴重なタイミングで訪問できたものの、卵を背負っていると思われる個体が腹側をみせたままのポーズで動かなかったため、背中に卵の姿は見られませんでした。

ヒラタピパ

水場エリア最後の方には、ラグビーボールサイズのワニガメがいました。マタマタも、ジーベンロックナガクビガメも、オオアナコンダも、そしてこのワニガメも、おそらく飼い込まれているであろう大型で立派な個体でした。

ワニガメ

ベルツノガエル

陸場のヘビ、トカゲ、カメなどの展示

続いて、②主にトカゲ、ヤモリ、ヘビがいるエリアに入ります。このエリアには、

・アフリカウシガエル
・コーンスネーク(別名アカダイショウ)
・プエーブラミルクヘビ
・ボールニシキヘビ
・マダカスカルヒルヤモリ
・パンケーキリクガメ
・ヒガシアオジタトカゲ
・ブルスネーク
・アオダイショウ
・イワヤマプレートトカゲ
・コガネオオトカゲ(別名イエローヘッドモニター)
・ヒイロニシキヘビ(別名アカニシキヘビ)

などがいます。

珍しいと思ったのは、コガネオオトカゲとヒイロニシキヘビ。コガネオオトカゲは成長すると1.2メートルほどになるそうですが、キャプションには「子供だからまだ小さい」とコメントがありました。

コガネオオトカゲの飼育スペース

コガネオオトカゲ

このコガネオオトカゲ、室蘭民報ニュースによれば、関西国際空港に不正に持ち込まれ、押収されたものを受け入れたそうです。日本動物園水族館協会がホームページで収容先を探していたところ、登別マリンパークニクスが手を挙げたとのこと。押収された動物って、そんな形で受け入れ先が決まっていくのですね。

ヒイロニシキヘビは、「胴が太く短い点が特徴的なヘビ」と解説されていました。

ヒイロニシキヘビ

ヒイロニシキヘビの尾の方

ただ、ケージの形が全体を見渡せるようなものでなかったので、あまり実感はわきませんでした。

陸場に棲む生体は、他にもヘビを中心に多数の種類が飼育されていました。建物の造り付けのケージだけには収まらなくなりつつあるようで、小さなヘビなどは通路を挟んだ反対側にもケージが設置されていました。

陸族館の内部

陸族館の建物最後は、リクガメ飼育スペース。ケヅメリクガメが4匹います。

ケヅメリクガメ飼育スペース
このほか、近くの別の建物に、アカアシガメ、インドホシガメ、ベルセオレガメがいました。インドホシガメは密輸されたものを引き取って飼育しているようです。

アカアシガメ

インドホシガメ

ベルセオレガメ

登別マリンパークニクス陸族館の感想まとめ

登別マリンパークニクスは、水族館がメインの施設ですが、陸族館も充実した展示内容。爬虫類両生類好きなら、札幌から足を延ばす価値はあります。
水族館とあわせて、またバスで20分ほどのところにある登別温泉とあわせて、のんびり泊まりで行きたい場所だと思いました。

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