東北の中心都市・仙台の八木山動物公園は、古くから日本動物園水族館協会の繁殖賞を受賞する、爬虫類飼育の名門動物園。
![八木山動物公園の爬虫類館](https://i0.wp.com/hachuurui-esa.com/wp-content/uploads/2020/05/cfd13d56e7998948e9957ea9808ae2d6.png?resize=600%2C450&ssl=1)
場所は、仙台市中心部からすぐ。地下鉄で行けて、しかも入口が駅と直結しています。
これは、行かない手はない、ということでご紹介します。
目次
八木山動物公園は、仙台駅からのアクセス至便
八木山動物公園は、仙台駅から地下鉄でたった12分ほどの距離。仙台に2路線ある地下鉄の一つ、東西線の終点に「八木山動物公園駅」というそのものズバリの名前の駅があります。
![仙台駅からのアクセス](https://i0.wp.com/hachuurui-esa.com/wp-content/uploads/2020/05/0e0631da81b2771d52cd5dbcae785d73.png?resize=600%2C450&ssl=1)
駅には「動物公園連絡口」という出口があり、エレベーターで八木山動物公園西門と直結しています。東京から新幹線に乗れば、屋外に出ずに入口まで行けてしまうレベルの便利な立地。
さっそく園内に入り、爬虫類館を目指します。爬虫類館の建物はレンガ造りで、重厚・立派な感じの外観です。
扉を押してなかに入ると、メガネカイマンのいる広い水場や、ビルマニシキヘビの大きな展示スペースが目に入ってきました。
![は虫類館の内部](https://i0.wp.com/hachuurui-esa.com/wp-content/uploads/2020/05/741e44ae66c77aca40ec6028a87a798f.png?resize=600%2C450&ssl=1)
館内は、高い天井をもつコンクリート造り。 〕型の広い通路の両側に、ケージが配置されています。
チュウゴクワニトカゲが沢山
八木山動物園爬虫類館では、チュウゴクワニトカゲが沢山飼育されていました。幼体が水槽に展示されていて、ここで繁殖もしているとのこと。
![](https://i0.wp.com/hachuurui-esa.com/wp-content/uploads/2020/05/cd424b5932c251139b1fcdc62b8316a9.png?resize=600%2C450&ssl=1)
ケージには水深10センチ位の広い水場があり、水がきれいに透き通っていて底までよくみえます。水場には植木鉢のシェルターや人工水草の緑が映え、とても綺麗なレイアウト。陸場にはグリーンの人工芝が敷かれていて、こちらも清潔感あふれる感じです。
![](https://i0.wp.com/hachuurui-esa.com/wp-content/uploads/2020/05/c5e370d4afefb7fb1a5491d5332004bd.png?resize=600%2C450&ssl=1)
ここのチュウゴクワニトカゲは動きが軽く活発で、個体同士が追いかけまわったりする場面が見られました。餌は、コオロギを与えていました。
個性あふれる水棲・陸棲ハコガメ類
数ある展示の中で印象的だったのは、各種ハコガメ類の展示。
水の中で生き生きと活発に泳ぎ、良く動き回る水棲傾向のマレーハコガメ。陸棲傾向で隠れがちなものの、たまに場所を移動するセマルハコガメ。
![八木山動物公園のマレーハコガメとセマルハコガメ](https://i0.wp.com/hachuurui-esa.com/wp-content/uploads/2020/05/b322f3e983af3e94fbd572408f4be801.png?resize=600%2C450&ssl=1)
同じく陸棲傾向で、リクガメのような模様の甲羅をもつフロリダハコガメ。餌の時以外は植木鉢のシェルターに隠れて出てこないガルフコーストハコガメ。
![八木山動物公園のガルフコーストハコガメとフロリダハコガメ](https://i0.wp.com/hachuurui-esa.com/wp-content/uploads/2020/05/a166e90a746d2ed7fe2f8acb68396135.png?resize=600%2C450&ssl=1)
これらのハコガメ類が近い場所で展示されていて、眺めていると個性の違いがみえてきます。
餌は、マレーハコガメには野菜と魚の切り身を、セマルハコガメ、フロリダハコガメ、ガルフコーストハコガメには魚の切り身を与えていました。
![八木山動物公園のインドホシガメ](https://i0.wp.com/hachuurui-esa.com/wp-content/uploads/2020/05/4b9ee461ed76619e1e605bba6d796401.png?resize=600%2C450&ssl=1)
八木山動物公園爬虫類館にはどんな種類がいる?
八木山動物公園爬虫類館は、何といってもカメの展示数が圧倒的。その次にヘビが続き、トカゲ・ワニは少々。両生類はいません。
具体的には、
八木山動物公園のカメ
ケヅメリクガメ
インドホシガメ
パンケーキガメ
マダガスカルホシガメ(ホウシャガメ)
バーランディアゴファーガメ
アカアシガメ
![八木山動物公園のバーランディアゴファーガメ](https://i0.wp.com/hachuurui-esa.com/wp-content/uploads/2020/05/348d4c66a8b35b72e8d11075f3326cd4.png?resize=600%2C450&ssl=1)
マレーハコガメ
フロリダハコガメ
セマルハコガメ
ガルフコーストハコガメ
オオヤマガメ
クサガメ
ミシシッピーアカミミガメ
キバラガメ
ミナミイシガメ
![水棲ガメが並ぶ一角](https://i0.wp.com/hachuurui-esa.com/wp-content/uploads/2020/05/14bcb66497a5f52ab978ea4ef09f9041.png?resize=600%2C450&ssl=1)
ジーベンロックナガクビガメ
ワニガメ
カミツキガメ
サルヴィンオオニオイガメ
ギザミネヘビクビガメ
ニホンイシガメ
ヒラリーカエルアタマガメ
八木山動物公園のヘビ
ビルマニシキヘビ
キイロアナコンダ
コロンビアレインボーボア
カリフォルニアキングスネーク
アカダイショウ(コーンスネーク)
ボールニシキヘビ
アオダイショウ
シマヘビ
八木山動物公園のトカゲ
ヒョウモントカゲモドキ
チュウゴクワニトカゲ
八木山動物公園のワニ
メガネカイマン
ブラジルカイマン
![](https://i0.wp.com/hachuurui-esa.com/wp-content/uploads/2020/05/3897718abc14c63362f4d3f6942f40e2.png?resize=600%2C450&ssl=1)
がいました。
設備は古いが立派、丁寧なメンテナンス
八木山動物公園では、ひとつひとつの個体が、丁寧に飼いこまれている感じがしました。例えば、このケヅメリクガメ。ゾウガメ並みの迫力です。かなり長年飼われているのではないでしょうか。
![八木山動物公園のケヅメリクガメ](https://i0.wp.com/hachuurui-esa.com/wp-content/uploads/2020/05/be6b3b7c5de77bc8a9fed3db9f4b8013.png?resize=600%2C450&ssl=1)
設備も同じく、古いのですが造りがしっかりしていて、きちんとメンテナンスされている印象。
展示ケージは造り付けのもので、前面がガラス、背面がバックヤードにつながっている立派なタイプ。ほとんどのケージで排水口付きの水場が手前側に設けられています。
陸場は種類に応じて、コンクリートのままだったり、砂利が敷かれていたり、人工芝が敷かれていたりといった感じ。奥には水苔を敷き詰めたスペースが設けられていることも多く、ここ(水苔の多用)が八木山の特徴的なところかなと思いました。
八木山動物公園は、東北の中心・仙台にあってアクセスにすぐれた動物園。しっかり飼い込まれた生体をゆっくり眺められる、おすすめの場所でした。