久米島の野生生物情報の集積地・久米島ホタル館

沖縄県の久米島は、那覇空港から飛行機で小一時間、那覇・泊港からフェリーで3時間ほどのところにある離島。南方の島だけあって、爬虫類両生類が多く生息する場所です。 その久米島に、爬虫類両生類を含む地元の野生生物を展示する久米島ホタル館という施設がありましたのでご紹介します。

久米島ホタル館の建物

久米島ホタル館への行き方、アクセス

久米島ホタル館は、久米島中心街(仲泊・大田エリア)から少し離れた森の中にあります。海沿いにある町から山にむかう道をいくのですが、中心部からそれなりに距離があり、車でないと行きにくいと思います。久米島町観光協会のHPには、「久米島交番の横を奥へ約1km」とあり、地図を見ると歩いて行けそうな印象は受けますが、実際は下の写真のような道が続きます。

久米島ホタル館への道

幸い、久米島は空港付近や中心街にレンタカー屋が何軒かあり、レンタカーが割と充実しています。歩いて行けないことはないかもしれませんが、車を借りて行くのがおすすめです。

久米島ホタル館にいた爬虫類

久米島ホタル館は、名前の通り、久米島のみに生息する稀少種クメジマボタルの保護観察施設ですが、ホタルだけでなく、爬虫類を含む野生生物全般の調査・保護の基点となっています。

館内には、何種類かの野生生物が展示されていました。爬虫類関係をみていくと、トカゲの生体で飼育されていたのは、アオカナヘビとオキナワキノボリトカゲ。展示されているトカゲのケージは個人でも用意出来る規模のものでしたが、ケージ内のレイアウトは、腐植質の床材に植物を立体的に配したきちんとしたものでした。植物もフレッシュな感じで、かなりの頻度で差し替えていると思われます。

アオカナヘビの飼育レイアウト
久米島ホタル館のオキナワキノボリトカゲ
オキナワキノボリトカゲのレイアウト

ヘビの展示は、ハブとアカマタ。久米島のハブはハブとヒメハブがいて、ハブはさらに久米島型と沖縄島型がいるようです。館内にあった写真では、沖縄型のハブは鎖型の模様がはっきりしていましたが、久米島型のハブは鎖型の模様がほとんど見えず、アオダイショウのような外見でした。

久米島ホタル館で飼育されていたハブ
アカマタの飼育レイアウト
シェルターの下に隠れるアカマタ

屋外には、外来種としてミシシッピアカミミガメが展示されていました。

外来種として、アカミミガメを展示

爬虫類以外では、魚類や傷ついて保護された野鳥を飼育・展示。この日は、スタッフの方が付きっきりで面倒をみている鳥も見せていただきました。

久米島ホタル館の屋外ビオトープ

久米島ホタル館は、前述の通り街から離れた場所にあります。建物は森の中で、すぐ近くには小川が流れています。こういった立地を生かして、屋外にはビオトープが整備されていました。ビオトープはかなり本格的で、歩き回れる規模。このビオトープを夜間に観察する催しも行われているそうです。

久米島ホタル館のビオトープ①
久米島ホタル館のビオトープ②

久米島ホタル館のスタッフの方々は野生生物に詳しく、館内の解説コーナーも充実。私が訪問した日は他にお客さんも少なく、直接話を聞くことができました。活動は施設の中に限らず、ホタル館主催の野外観察ツアーなども行われているとのこと。

久米島ホタル館の展示

久米島ホタル館は、久米島の野生生物に興味のある方が情報を仕入れるにはかなりお勧めの場所。島をまわる前に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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