温泉熱で70年の長期飼育!別府温泉鬼山地獄のワニ

別府温泉鬼山地獄入り口遠景

大分県の別府は、日本有数の温泉地。湯量も、泉質も、知名度も、客数も、全国でトップレベルの温泉です。

このような大温泉地には、温泉だけでなく、温泉に来たお客さんが昼間に時間をつぶしたり遊んだりできる場所・観光スポットが必ずあります。そう言った場所には爬虫類両生類関係のスポットも多く、登別には登別マリンパークニクスの陸族館が、草津には草津熱帯園が、伊豆にはiZooがあります。

では、別府温泉の観光スポットは・・・といえば、7か所の地獄(海地獄、血の池地獄、龍巻地獄、白池地獄、鬼石坊主地獄、鬼山地獄、かまど地獄)をめぐる地獄巡りが有名です。その地獄のうちのひとつ・鬼山地獄で、温泉熱を利用してワニを飼育していたので見てきました。

別府温泉鬼山地獄入り口

参考リンク:別府鬼山ワニ地獄

鬼山地獄の入り口は、湯けむりが背後に見える木造の建物。なかに入ってみると、温泉の蒸気が噴出している場所がありました。この温泉熱を、ワニの飼育に利用しているんですね。

鬼山地獄 温泉の蒸気

蒸気の向こうには、入り口と同じ雰囲気の木造の建物が見えます。進んでいって、中に入ります。

鬼山地獄の建物

中には、世界最大のワニのはく製が展示されていました。

鬼山地獄 大ワニの剥製

鬼山地獄 正面から見た大ワニのはく製

剥製のワニは大正14年生まれで、生後3か月からこの鬼山地獄で飼育され、71歳まで生きたそうです!この鬼山地獄がそんな昔から続いていることにも、戦争を乗り越えてワニを大切に育ててきたことにも驚きを感じます。70年って、飼育係や経営者の方も何代か変わるようなスパンの長さですよね・・・。大きく育ったこと、長寿を全うしたことからも、戦争中や戦後の混乱期含めしっかりとした飼育がされていたのだなと思いました。

建物の外に出ると、いくつかの区切られたスペースがありました。

鬼山地獄 園内スペース

中を見ると、ワニ、ワニ、ワニ・・・。とにかくたくさんのワニがいます。

鬼山地獄のワニ鬼山地獄のワニ

ワニはまぎれもない爬虫類ですが、爬虫類のなかでも一般人による飼育が、難しい種類ですよね。すると、生で見るためには、どこか飼育している施設に行かざるを得ません。ワニは基本的に熱帯産で温度管理にコストがかかるため、たくさんのワニを飼えるところは限られてきます。お得な料金でたくさんのワニを見れるのは、実は温泉系施設なのかもしれません。

日光浴をする鬼山地獄のワニ

あくびをする鬼山地獄のワニ

重なり合う鬼山地獄のワニ

さて、ワニは、そうそう動くものではありません。野生でも、水中で川べりに獲物が近づくのをじっと待っているか、川岸で日向ぼっこをしていることが多そうです。地獄のワニも、基本的に動きませんでした。じっくり眺めた後、移動しようとすると・・・・

バシャ!という大きな音とともに、水しぶきが飛んできて濡れてしまいました。ワニと私の距離は、数メートルは離れていたはず。ワニに水を飛ばす意図があったかわかりませんが、尻尾の一振りでずいぶん大量の水が遠くまで飛ぶものなんですね。あまりきれいな水でなかったので、やられた、という感じでした。

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