ニホンカナヘビより警戒心が強く、人間が近づくとすぐ隠れてしまうニホントカゲ。そのニホントカゲが夢中で餌に食らいついている場面を、東京23区内で撮影しました。
ニホントカゲ(ヒガシニホントカゲ)が食べていたのは、道路上で干からびたミミズ。アリがたかっていて動かない状態でしたが、くわえて飲み込んでいました。トカゲ類は動くものに反応して餌を食べますが、動かないものでもエサと認識するんですね。アリがたかっていたから餌と認識出来たのか、別の要因からエサと認識したのかはわかりません。
ニホントカゲは警戒心が強く、人の気配を感じるとすぐ隠れてしまいますが、この時は餌への執着心が勝っていたようです。近寄っていくといったん隠れかけるも、エサのミミズのところまで戻ってきて採食。しゃがみこんで携帯を近づけて撮影しても、まったく動じませんでした。撮影後も、茂みに隠れることなく近くをウロウロしていました。
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