茨城県の小さな水族館にいた大物・山方淡水魚館のオオサンショウウオ

茨城県のローカル線・水郡線の沿線にある、小さな水族館に行ってきました。小さな駅にある小さな水族館でしたが、大物の迫力ある展示が見られたのでご紹介します。

山方淡水魚館の遠景

JR水郡線は、水戸から福島方面に向かうローカル線。ワンマン車両で運行間隔も疎らですが、沿線には袋田の滝や清流久慈川、八溝山などがあり、美しい景色が広がっています。

そんな水郡線に乗って水戸から13駅目で、山形宿という駅に着きます。駅前の街並みは、素朴な雰囲気。その山形宿駅から少し歩いたところに、山方淡水魚館という水族館があります。

水郡線の列車

山方宿の駅

水族館付近の街並み

参考URL:山方淡水魚館

この水族館、元鳥羽水族館副館長で、水族館プロデューサーとして活躍されている中村元さんの著作「水族館の通になる」の中で取り上げられています。

中村さんは本の中で、日本で最小の水族館は?という話を書いています。最小を名乗る水族館はいくつかあるものの、家庭などにおいてある個水槽を並べた水族館でなく、建物自体が水族館としてつくられている中では、この山方淡水魚館が日本一小さい水族館と呼べるのではないかとのこと。

山方淡水魚館

そんな山方淡水魚館、中に入ってみると出迎えてくれたのは天然記念物のオオサンショウウオ。しかも、3匹もいます。

オオサンショウウオは、この種の生き物としてはかなり存在感のある大きさで、実際に目にすると、こういう生き物が存在することに改めてびっくりさせられます。それもそのはず、オオサンショウウオは世界最大の両生類だそうです。

オオサンショウウオ

写真ではわかりにくですが、オオサンショウウオの水槽の水深は浅めで、土管のような形のシェルターが入っていました。

オオサンショウウオ

オオサンショウウオは動かずにじっとしているイメージでしたが、この水族館で実際に見ていると、結構活発に動く印象です。

正面から見たオオサンショウウオ

口を開いたオオサンショウウオ

それにしても、オオサンショウウオって大きいですよね。寿命も長く、70年くらいは長生きするそうです。ここの個体3匹も、来てからそれなりに年月が経っていますが、元気に成長しているようです。

オオサンショウウオの大きさと推定年齢

この大きさで、この寿命。オオサンショウウオは天然記念物なので、そもそも個人での飼育は難しいですが、仮に天然記念物じゃなかったとしても、個人ではとても飼いきれないですね。

山方淡水魚館の中の様子

人目につきにくい自然のなかで、長年にわたってひっそりと暮らすオオサンショウウオ。何となく、この水族館の姿とかさなります。野生の個体と出会ったり、自分で飼育したりするのは難しいかもしれませんが、本物に会いに、山方宿まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

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