投稿者「神栖紗英」のアーカイブ

晩秋の大分のお寺で不意に遭遇したニホンマムシ

皆さんは、野外で毒ヘビに遭遇した経験をお持ちでしょうか。お持ちの方は、初めて野外で毒蛇に遭遇した時のことを覚えていますでしょうか。

晩秋の大分のお寺

私は都市部に在住しているため、ふだんそれほど野生のヘビと接触する機会はありません。それでも、日常生活において(ヘビを探しにいったシチュエーションでない場合において)何度か野外でヘビを見かけた経験があります。

いくつか覚えている経験をあげると・・・

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足の形がはっきりしてきたオタマジャクシ【産卵から51日目】

このところ、おたまじゃくしの後ろ足の形が少し変わってきました。

週末の4月21日は長い突起があるなという感じでしたが、24日は足が曲がっている(人間で言えば膝が曲がっている)様子がはっきりわかるようになりました。

4月21日【産卵から48日目】

足の形がはっきりしてきたオタマジャクシ4月21日1
足の形がはっきりしてきたオタマジャクシ4月21日2
足の形がはっきりしてきたオタマジャクシ4月21日3
足の形がはっきりしてきたオタマジャクシ4月21日4

4月22日【産卵から49日目】

足の形がはっきりしてきたオタマジャクシ4月22日1
足の形がはっきりしてきたオタマジャクシ4月22日2
足の形がはっきりしてきたオタマジャクシ4月22日3
足の形がはっきりしてきたオタマジャクシ4月22日4

4月24日【産卵から51日目】

足の形がはっきりしてきたオタマジャクシ4月24日1
足の形がはっきりしてきたオタマジャクシ4月24日2
足の形がはっきりしてきたオタマジャクシ4月24日3
足の形がはっきりしてきたオタマジャクシ4月24日4

これから足も大きくなり、手も出てくるはず。観察しやすいように、仕掛けを用意する予定です。

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徹底解説 オタマジャクシの餌は何が良いか?

春先や初夏のころに、水たまりでおたまじゃくしを見つける機会は多いと思います。

春の池でおよぐオタマジャクシ

今回は、そういった機会にオタマジャクシを見つけて、発作的に家に持ち帰って来たようなケースを想定。手間がかからずにすぐに用意できて、おたまじゃくしに適したエサは何か、考えてみました。

おたまじゃくしは草食傾向の強い雑食性

自然環境下のおたまじゃくしは、水の底にたまった有機物・デトリタス(要は泥)や、石や水草・池の側面などに生えているコケを 続きを読む

爬虫類専門の動物商が業界事情を明かす「動物の値段」

通常、動物園でしかみられないような動物は、どうやってそこにやってくるのか。「動物の値段」は、そのプロセスについて、取引を手掛ける側の立場からみた世界が語られている本です。

著者の白輪剛史さんは、小学生の頃から自宅周辺の野山にいる生き物を捕まえ、飼育していた方。当時は「動物博士」と呼ばれ、動物園の飼育係になりたかったそうです。小学3年生以降は爬虫類に関心が移り、執筆時点では海外から爬虫類を輸入して、全国の動物園やペットショップに卸す動物商をされています。

この本は、25種類の動物について、個別に項をたてる形で進んでいきます。著者の専門は爬虫類ですが、取り上げられている動物は、ライオン、キリンからタンチョウ、シーラカンス(!)まで幅広く、爬虫類ではヘビ(コブラ、アナコンダ、ガラガラヘビ)、カメ(ミシシッピアカミミガメ、ゾウガメ)、トカゲ(餌ヤモリ、グリーンイグアナ、コモドオオトカゲ、ハナブトオオトカゲ)、エリマキトカゲの項が設けられています。

それぞれの項では、飼い方、原産地からの運び方、需給、法律上の手続きなどについて、著者とその動物とのエピソードをまじえながら触れられています。これらの要因の結果としてその動物の値段がどれくらいになるのか、金額もでてきます。

1つ1つのエピソードは読んでいただくとして、全般を通して感じたことは2つ。

一つ目は、動物輸入商という仕事が、かなりエキサイティングな仕事だということ。

動物輸入商の仕入れは基本的に外国との取引なので、動きはグローバルです。著者の体験談にも、買付先の国における、海千山千の相手とのやりとりが出てきます。輸出の許可をスムーズに得るために、相手国政府関係者と人的ネットワークを築いたりといったことも必要になるようです。

また、動物の輸出入には様々な法律上の規制があります。法律や手続きの進め方について、日本だけでなく相手国のことについても熟知したうえで、公的機関相手に申請を通していくという作業は簡単ではありません。

売れる種類や需給関係などトレンドを読む力も求められ、動くお金も億単位。その上で、生き物である動物に関する深い知識が求められます。これらを総動員して取り組まなければならないのが、動物商という仕事。その仕事内容は、とても難しく刺激的だと感じました。

二つ目は、動物の取引において、物理的な運搬(=ロジスティクス)がかなり重要な要素となっているということ。

命あるものを運ぶわけですから、運搬中の環境を整えるには特別な工夫が必要です。力の強い動物の運搬には、頑丈なケージの用意が欠かせません。そもそも輸送ルートを考え、引き受けてくれる輸送業者を手配するのも一苦労のはず。こういった事情から、価格のうち運搬費用が相当な部分を占める動物もあるようです。キリンやシャチの運び方は当然気になりますが、コウモリ、サソリなど意外な動物を運ぶ苦労も興味深いものでした。

このサイトでは、各地の爬虫類両生類展示施設の紹介をしています。こういった場所で動物が見られるのも、動物商の存在あってこそ。動物園・水族館に爬虫類両生類を見に行く人、ペットショップで爬虫類両生類を購入する人には、一読していただきたい本です。


動物の値段 (角川文庫)

オタマジャクシの水換え【水にさわらず3分で出来る方法】

ヒキガエルのおたまじゃくしですが、成長にともなって食べる餌の量が増えてきました。

その結果として、水が汚れるペースが上がってきていて、最近では、水の様子を見ながらほぼ毎日水換えをしています。

今日は、その水換えの手順を紹介します。

水換え前は、こんな感じ(4月19日朝【産卵から46日目】)

オタマジャクシの水換え4月19日1
オタマジャクシの水換え4月19日2
オタマジャクシの水換え4月19日3
オタマジャクシの水換え4月19日4

水換え前は、おたまじゃくしは大体、水面を泳いでいます。100円ショップで買った片手鍋で、水をすくって外に出します。

オタマジャクシの水換え4月19日5

出した水は、養分が入っているので、植物にあげたりします。

水を出した後は、汲み置いておいた水を追加。水は、梅酒のビンに汲み置いてあります。

オタマジャクシの水換え4月19日6

この梅酒のビン、水を持ち運ぶのにとても重宝します。容量は5リットル。把手がついていて運びやすいし、揺れても水がこぼれません。

水を追加したあとがこちら。

オタマジャクシの水換え4月19日7
オタマジャクシの水換え4月19日8

おたまじゃくしは、底の方に集まっています。

水換えが終わったら、次の水換えのために梅酒のビンに水を汲んで置いておきます。水をくみ置いておくと、水道水中の塩素も抜けますし、水温も同じになって、オタマジャクシにとってショックの少ない水換えができます。

ここまで、慣れれば3分で出来る水換えでした。