投稿者「神栖紗英」のアーカイブ

なぜこんな場所に?離島の生物研究所、黒島研究所探訪記

黒島研究所は、沖縄県八重山諸島の小さな島・黒島にある生物研究所。牛が草を食む野原の島で、魚類や爬虫類などの生き物を飼育するユニークな施設です。名前からだとどんな施設なのかなかなか想像できませんが、実際に見学してきましたのでご紹介します。

黒島研究所の入口風景

黒島研究所への行き方、アクセス

黒島研究所のある黒島へは、石垣島からのアクセス。南ぬ島石垣空港からバスに40分ほど乗ると、 続きを読む

プロが見せるヒョウモントカゲモドキの飼育レイアウト5選【床材は?・シェルターは?】

初心者にも飼いやすい爬虫類として、根強い人気を誇るヒョウモントカゲモドキ。比較的環境にうるさくなく、簡易な設備で飼育できるため、爬虫類飼育の入門種とされています。

野毛山動物園のヒョウモントカゲモドキ

そんなヒョウモントカゲモドキですが、天然記念物や海外の珍種、飼育困難種を多数擁するような爬虫類展示施設でも、その姿を見ることができます。

そこで、全国から日本を代表する専門施設を5ヵ所ピックアップ。爬虫類飼育のプロが、入門種たるヒョウモントカゲモドキ(レオパ)を、

・どのようなケージ・レイアウトで飼育しているのか

・床材やシェルターは何を使っているのか

じっくり見てきた結果をご紹介します。

文献からみるヒョウモントカゲモドキの飼育環境

プロの飼育環境を見る前に、詳しい文献からヒョウモントカゲモドキについての記載を 続きを読む

ニホントカゲと何が違う?伊豆諸島のオカダトカゲ

オカダトカゲは、東京都の伊豆諸島と伊豆半島のみに生息するトカゲ。パッと見ると、ニホントカゲ(※)と同じように見えますが、何が違うのでしょうか。

利島で見たオカダトカゲ

※東京周辺のものは、近年ではヒガシニホントカゲと区分されるようになりました。

図鑑の解説でみるオカダトカゲとニホントカゲの見分け方

日本の爬虫類両生類飼育図鑑」には、ニホントカゲについて、 続きを読む

プロから学ぶコケガエルの飼い方

コケを身にまとったかのような姿で、周りの環境に溶け込む様子が印象的なベトナムコケガエル。比較的飼いやすく、繁殖も狙える種類のようですが、飼育に関する情報は意外と見当たりません。プロはどのような飼い方をしているのか、動物園・水族館での展示を見てきましたのでご報告します。

ロンドン動物園のベトナムコケガエル

コケガエル(ベトナムコケガエル)の飼育環境

プロの飼育環境を見る前に、詳しい参考書でコケガエルの項を確認してみます。コケガエルは最近になって流通しはじめた種類ですので、 続きを読む

樹上性だが水場も重要?アマガエルの飼い方【ケージレイアウト多数】

ニホンアマガエルは、爬虫類両生類に興味のない人が「カエル」と言われてまず思い浮かべる存在。小さくて、緑色のかわいいカエルです。そんなアマガエルを、プロはどのように飼育しているのでしょうか。エサやケージの状況をリサーチした結果をご報告します。

Kawazooの二ホンアマガエル

飼育書の記述にみるニホンアマガエル飼育

プロの飼育環境を見る前に、ニホンアマガエルの飼育条件について、詳しい参考書から基本情報を抜粋します。各参考書とも抜粋部分の何倍、何十倍の情報量がある本ばかりですので、実際に飼育される方にはご一読をお勧めします。

千石正一著「爬虫両生類飼育図鑑」には、 続きを読む